人が家を売る理由は何でしょうか?
人が家を売る理由はさまざまですね!
私の場合は、家族が増えて手狭になったので広い家に住み替える事を目的に家を売却しました。
家を売る人の中には私と同じような理由で売却に出している人も多いと思いますが、家を売りたいと思っている全ての人がそういう理由とは限りません。
私が自分の家を売る時に気が付いた事は、
「買主は家を売る理由を知りたい」
という事です。
つまり、
「まだまだ住めるのになぜこの家を売るの?」
と疑問に思っていると言う事です。
「何かご近所トラブルでもあるのか?」
「環境が悪いのでは?」
「家に欠陥があるのかな?」
買主はまずはこのような思いを抱いて家を見に来ます。
これから、高いお金を出して購入して家族みんなで新生活をはじめるのですから、疑いから入るのは当然だと思います。
ましてや新築ではなくて中古の家なので、余計に警戒心は強くなります。
特に、築5~10年の築浅物件の場合でしたらなおさら怪しく思われる事でしょう。
苦労して新築で購入したにも関わらず、たかが5~10年で売却するとなると怪しまれるのも当然です。
自分の立場だったらいかがでしょうか?
ですから、家を売りだしてから購入希望者の方が内覧に訪れた時は、必ずと言っても良いほど、
「なぜこの家を売るのですか?」
と聞かれるので、その時は堂々と家を売る理由を伝えるようにしましょう。
そこでおどおどしてしまうと、怪しく感じてしまい契約まで至らないでしょう。
家を売るさまざまな理由について
家を売る理由はさまざまです。
そこで今回は一般的な家を売る理由について考えてみましたので「良い理由」と「悪い理由」に分けてご紹介していきたいと思います。
家を売る良い理由
家を売る理由として良い理由を紹介していきたいと思います。
広すぎるから家を売る
家族4人で暮らしてきたけど子供が成人し独立した為、夫婦2人では広すぎるから平屋の家に住み替えたい。
狭いから家を売る
家族4人で暮らせる家を購入したが、子供が新たに増えた為手狭になって家を買い替えると言うパターン。
家族4人で暮らしていたが、両親の面倒を見る事になって広い家に買い替えるから。
長期転勤でやむなく家を売る
新築を購入したばかりなのに、ご主人の仕事の都合で転勤が決まりやむなく家を売る事になった。
田舎へ帰省するから家を売る
子供たちも独立したので、定年を迎えた自分たちは田舎へ帰省して田舎暮らしをはじめるから。
単純に家を買い替えたいから家を売る
今の家に飽きたから買い替えたい。
通勤に便利な場所へ住み替えたいから家を売る
今の家は中古で購入したが、通勤に便利な場所で新築分譲が始まったのでそちらに引っ越しをするから。
老後の生活の為に階段の無いマンションへ住み替える為家を売る
2階建ての一戸建てだと階段の昇降があるので、フラットなマンションで暮らしたい。
家を売る悪い理由
家を売る理由として悪い理由を紹介していきたいと思います。
離婚したから家を売る
離婚を理由に家を売却する。
住宅ローンの返済ができないから家を売る
リストラや給料カット等の原因で住宅ローンの返済ができなくなってしまった。
商売に失敗して・・・
ご近所トラブルが嫌で家を売る
ご近所さんとのトラブルで住むのが嫌になった。
環境が悪いから家を売る
住環境は済んでから気づく事はたくさんあります。騒音や悪臭は住まないと気づかないこともあります。例えば、昼間は騒音が無いけど夜中になると暴走族が走る場合や、見学は休日なので気づかなかったけど、平日は工場が稼働していて悪臭が漂っている等です。
ご近所に馴染めないから家を売る
ご近所トラブルではないが、近所付き合いが問題になるケース。特に地域柄の行事(祭)等です。また、道端での井戸端会議等もそうです。
事件が起きたので家を売る
殺人事件や重犯罪事件、自殺等。その家族に加害者がいて逮捕されて入るが近所の噂や嫌がらせが酷く引っ越しするパターン。
家の欠陥が原因で家を売る
最近ではほとんどありませんが、手抜き工事等の欠陥(瑕疵)が理由で、住むのが嫌になった。
以上が家を売る悪い理由になります。ほとんどが後ろ向きな理由ですね。このような事が理由だと、購入希望者も後ろ向きになってしまいます。しかし、最近は「離婚・住宅ローンが払えない」に関しては、当たり前ではありませんが非常に多くなってきているので、意外と購入者の方も警戒心は低めみたいです。
それよりも、「事件・欠陥・ご近所トラブル・環境」に対して不安を抱いている方がほとんどです。この理由ではない場合は、心配しなくても家は売れるでしょう。
家を売る理由によっては金額等の条件面で不利になる場合もある
家を売る理由はさまざまですが、上記で挙げたうちの「悪い理由」に関しましては、家を売る時の条件面で不利になってしまう場合があります。
特に「自殺・事件」等で人が死亡したりしている場合は、「心理的瑕疵」と言って、必ず購入希望者に伝える義務がありますし、売買契約書や重要事項説明書にも必ず謳う必要があります。
それ以外の「近所トラブル・お隣さんの異常な行動・町内会の集い」等に関しては報告義務はありません。
しかし、「騒音・異臭・欠陥」等は報告義務がありますし、重要事項説明書に添付する物件状況報告書に必ず記載しなければなりません。
こちらが不利になる内容も伝えなければならないものと、伝えなくても良いものがあります。
この辺は販売を依頼する不動産業者の担当営業マンの方に相談すると良いでしょう。