家を売る時に業者やお客様に家を観てもらう事を「内覧」と言ったり「案内」と言います。
この内覧は、不動産業者に査定をしてもらう時と、実際に販売を開始してから不動産業者がお客様を連れて案内しに来る場合があります。
この内覧時に家が散らかっていると査定額が下がってしまう確率もありますし、内覧しに来たお客様も買いたいとは思わないでしょう。
ですから、内覧の予定がある場合はしっかりと家の中も外もキレイに掃除をしておく事が重要になってきます。
では、実際にどのようにキレイに掃除をしておけば良いのかと言う点について解説していきますので、参考にしてみてください。
目次
家の内覧時はキレイにしておく事が好条件で家を売る為の最低条件
家を売る方、売りたい方はどれだけ古い家でもキレイに掃除をしておく事が、好条件で家を売る事ができるポイントとなります。
それでは実際にどの部分をキレイに掃除しておけば良いのかについて解説していきたいと思います。
玄関周りをキレイにする
玄関は家の顔と言われるほど重要な箇所でもあります。
外から見た時の玄関、玄関内どちらもキレイに掃除をしておく事が重要になります。
玄関回りが汚れているとその家全体が汚れて見えてしまいます。
一番初めに目につく所が汚れていると誰もその家を欲しいと思わないでしょう。
建て替え用地として検討している人でしたら特に気にする必要は無いのですが、中古住宅として購入して居住すると言う場合は、汚い玄関を観ただけで買う気が失せてしまいます。
玄関内は必ず靴や余計な物を片付けておくようにしましょう。
少しでも物を少なくする事で広く感じて開放感のある玄関に見えます。
ですから、玄関回りは必ずキレイに掃除しておくようにしましょう。
LDK周りをキレイにする
LDKが少しでも散らかっている場合はその家は売れないでしょう。
なぜなら、LDKとは家族全員が集まる場所で、多くの時間をLDKで過ごすからです。
そのような憩いの場が汚れていると誰もその家に住みたいと思わないですよね?
ですから、LDKは必ずキレイに掃除をして不要なものは処分するようにしましょう。
不動産業者もお客様もLDKを入念にチェックします!
つまり、LDKの雰囲気でその家の印象が決まると言っても過言ではないのです。
玄関がキレイという事も重要なのですが、それ以上に重要なのがLDKです。
それから、少しでも広く見せる為に余計なものは置かないようにしてください。
物置があるのでしたら物置に詰め込んで、物置が無いのであれば車のトランク等に隠しておくようにしてください。
水回りをキレイにする
水回りと言えば「キッチン・浴室・洗面所・トイレ」ですが、この部分は毎日家族全員が使用する箇所になります。
この場所が汚れているのは「絶体にNG」です。
水回りは湿気が多くカビの発生率が高いので手入れをしているかしていないかは見れば一発で分かってしまいます。
ですから、内覧時だけでも前日にキレイに磨くようにしましょう。
新品のようにピカピカにする必要は無いのですが、水アカやカビ等が生えていると誰でも嫌な気持ちになりますよね。
ですから、せめてカビを落として誰が見ても清潔だと思えるようなキレイな状態にしておくようにしておきましょう。
それから、水回りに関しましても不要なものは置かずにスッキリとした印象を与えるようにしましょう。
照明器具の汚れを落としておく
照明器具の油汚れや、照明の中に入っている虫等はキレイに掃除しておきましょう。
それから、電球切れも注意が必要です。
電球が切れていると家の中が暗く感じてしまいあまり良い印象を与えません。
内覧時はなるべく全ての部屋の照明を点灯してモデルルームの様な明るい印象を与えるようにしましょう。
臭いに注意する
家の臭いは重要な問題です!
普段は毎日そこで生活しているので気づかないと思いますが、生活臭は自分たち以外の人が室内に入った場合に不快に思ってしまう場合もあります。
ですから、必ず生活臭は消すようにしてください。
芳香剤をおいたり消臭グッズを使用したりして生活臭は消しておいてください。
生活臭は自分たちでは気づきませんが、ほとんどの家にある問題ですので、しっかりめに臭いを消すようにしましょう。
換気しておく
内覧10分前には必ず窓を全開に開けて空気の入れ替えをするようにしてください。
空気の入れ替えはとても重要です!
芳香剤や消臭グッズを使用しても空気の入れ替えは必ずするようにしてください。
空気の入れ替えは生活臭と言う問題だけではなく、その家の空気が悪いとゆっくり家を観る事すら嫌になってしまいます。
ですから、内覧前の空気の入れ替えは必ずするようにしましょう。
それから、内覧時は必ず雨戸、カーテンを開けておくようにしてください。
カーテンを開ける事で家自体が明るくなり、窓が見えている事で開放感が出て家自体が広く見える効果があります。
狭い家よりも広い家の方が購買意欲が湧くと思いますので、必ずカーテンと雨戸は開けるようにしましょう。