このままでいいの?家を売り出してから仲介業者を変更したくなった場合の対処法

家を売る時はほとんどの場合不動産業者に依頼して仲介してもらう事になると思います。

しかし、理由はともあれ「仲介業者を変更したい・・・」と思う事も良くある話で、そのように思った場合は実際どのように対処すればよいのでしょうか・・・

このようなケースは稀ではなく、実際に良くある話なのです。

不動産売買は扱うものが高額なだけに販売を依頼する側の売主も神経質になってしまうのは当たり前の話ですね。

何か問題があったから仲介業者を変更したいと思うのか、もっと好条件で販売をしてくれる仲介業者が見つかったからそっちに乗り換えたい等の理由はさまざまだと思いますが、仲介業者を変更することは可能になります。

ただし、現在依頼している仲介業者と売主であるあなたとの間で交わされている「媒介契約」の内容によっては、今すぐに仲介業者の変更をする事ができない場合もありますので注意が必要なのです。

今回は、家を売り出しているけど途中で依頼している仲介業者を変更したくなった場合の対処法について解説させていただきたいと思います。




家を売り出してからの仲介業者の変更はできるの?

仲介業者に依頼をして家を売り出してから過半数の人が思う事があります。

それは、

「仲介業者を変更したい!」

です。

しかし、なぜ売主はこのように思ってしまうのでしょうか?

  • 担当の営業マンが適当過ぎる
  • 販売活動をしていない
  • 販売状況を教えてくれない
  • 質問しても的確な返答が返ってこない

等々、仲介業者を変更したいと思う人は、それぞれの不満を抱えているのです。

そこで、結論を言いますと「家を売り出してから途中で仲介業者を変更することは可能」になります。

むしろ、あなたの家を好条件で売るには必要な判断となる場合もありますので、もし今の業者に不満を感じているのでしたら、思い切って仲介業者を変更すると良いでしょう。

ただし、仲介業者の変更を行う時はしっかりと次の業者を見定めてから変更するようにしてくださいね!

なぜなら、仲介業者の変更が可能だからと言って、ことあるごとに何度も何度も不動産業者の変更を行っていると、いずれは仲介してもらえなくなる場合もあるからです。

売主が仲介業者を選べるのに対して、仲介する側も売主さんを選ぶ事ができると言う事を忘れてはいけません。

どういう事かと言いますと、不動産業界は横の繋がりがとても強いので、すぐに情報が回ってしまうと言う事です。

つまり、「売主ブラックリスト」になる可能性があると言う事です。

売主ブラックリストとして噂が広がると、どこの仲介業者もあなたの家を売るお手伝いをしてくれなくなってしまいます。

ですから、もし今依頼している不動産業者に不満を感じていて、本当に変更したいと思っているのであれば、しっかりと次の不動産業者を選定する必要があるのです。

それと、業者を変更したいと思うと言う事はそれなりの理由があると思うのですが、なぜ業者を変更したいのか?業者を変更をしてどのようにしたいのか?と言う事を明確にしておかないと、また同じことを繰り返してしまう可能性もありますので注意が必要なのです。

まず、仲介業者を変更することで、あなたの不満は解消されるのかと言う事と、業者を変更することによってあなたが得られるメリットは何なのかと言う事を把握しておく必要があるのです。

それでは、どのようにして仲介業者を変更すればよいのか見ていきましょう!

仲介業者はどのように変更すればいいの?

まず一番初めに今の仲介業者にあなたの家を売る話をした時に、「媒介契約」を締結していると思うのですが、その時の契約内容を覚えていますか?

媒介契約には3種類あって、「一般媒介契約・専任媒介契約・専属前任媒介契約」があります。

このうちの、一般媒介契約であればわざわざ仲介業者を変更する時に今の業者との契約の解除をしなくても、複数の仲介業者に依頼できるので特に問題はありません。

しかし、専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合は、「3ヶ月間の契約期間」がありますので、契約更新の時まで業者を変更するのは難しくなります。

ですが、契約期間である3ヶ月を越えた場合は自動的に契約は解除になりますので、いつでも仲介業者の変更をする事は可能となるのです。

基本的に媒介契約は3ヶ月更新で、更新の時にこちらから「更新したいと言わない限りは自動的に契約解除となる」のです。

ですから、今依頼している仲介業者を断って、他の仲介業者に変更したいと言う時は、この契約更新の時がベストと言えるのです。

しかし、中には「3ヶ月も待てない!」と言う人も居ると思います。

このような場合でも、実は契約を今すぐ解除することは可能なのです。

どうするのかと言いますと、「こちら側から仲介業者に対して契約解除を申し出る」だけになります。

ただし、その際はしっかりとなぜ契約解除をしたいのかと言う理由をはっきりと伝えるようにしてください。

なぜなら、不動産業者側としても、媒介契約を交わしている以上は明確な理由がない以上契約解除に応じない可能性があるからです。

とは言っても、ほとんどの場合売り主から契約解除を求めた場合は断られる事は無いので、ご安心ください。

それに、何かトラブルになる事もないですし問題になる事もないでしょう。

つまり、家を売る時の仲介業者との媒介契約は原則は3ヶ月間の契約期間がありますが、場合によっては契約期間を無視して解除できる例外もあると言う事になります。

これで仲介業者との媒介契約の解除が成立しましたら、お互いの為になにか文書で残しておくことをおすすめします。

簡単な覚書みたいなもので良いでしょう。

お互いに合意の上での契約解除と言う事が分かれば問題なしです!

仲介業者の変更をした方がいい場合はこんな時!

では、仲介業者を変更した方がいいのか、変更しない方がいいのか分からないと言う場合で、何か引っかかっていると言う人は、以下のような場合は躊躇なく仲介業者を変更するようにしてください。

ただし、むやみやたらに仲介業者をとっかえひっかえ変更するのだけはやめておいてくださいね!

それでは、実際に仲介業者を変更した方がいい場合の例を見ていきましょう。

  • 担当の営業マンが適当過ぎる
  • 販売活動をしていない
  • 販売状況を教えてくれない
  • 質問しても的確な返答が返ってこない
  • 執拗に買取をすすめてくる
  • 執拗に値下げをすすめてくる

担当の営業マンが適当過ぎる

仲介業者に家の売却を依頼すると、必ず担当の営業マンがつきます。

この担当営業マン次第で家が早く、高く売れるかは大きく変わってくるのです。

担当の人が適当だと、もちろん不安になりますし、すぐに売れるような物件でもかなりの時間がかかてしまうと言うことも良くあります。

営業マンは基本的に売主側から選ぶ事ができないので、当たりはずれは本当にあります。

こればかりは仕方がないことなのですが、あまりにも適当な営業マンが担当についた場合は、躊躇なく担当を変えてもらうように言うか、それが無理なら仲介業者を変更した方が良いでしょう。

家が売れない原因は販売価格にあるのではなくて、担当している営業マンにある場合も良くありますので、注意が必要なのです。

ですから、家が売れないからと言ってむやみやたらに値下げはしないようにしましょう。

価格の問題がある場合もありますが、まずは担当してくれている営業マンを見極めるようにしましょう。

参考:家を売る時の不動産業者の優秀な営業マンの見つけ方

参考:早く家を売るには担当営業マンの販売活動状況を確認しよう

販売活動をしていない

不動産業者によって営業マンの給与体制が異なります。

基本的に不動産業界の営業マンの給与体制は「歩合給」がほとんどです。

しかし、業者によっては「固定給」で営業マンを雇っている業者もあります。

家1件売ってたくさんの歩合給が入ってくる営業マンと、家を何件売っても固定給の営業マンでしたら、どちらの方が熱心に家を売ると思いますか?

言うまでもなく歩合給の営業マンの方が一生懸命家を売る努力をしますよね!

何が言いたいのかと言いますと、固定給でのほほんと営業している担当は、どこで昼寝をしているか分かりません。

しかし、歩合給でメシを食っている営業マンと言うものは、昼寝の時間も惜しんで手撒きでチラシをポスティングしたり、近隣に声をかけたりして必死に販売活動をしています。

そりゃそうですよね!家を売らないとメシが食えないのですから・・・

こういう所で営業マンに大きな差が出てくるのです!

実際に販売活動をしていない営業マンはお昼に電話をすると大体眠むそうな声で「もしもしむにゃむにゃ」的な感じで電話に出ますので一度お試しください。

そして寝起きの声で電話に出た時が正に、仲介業者変更の時なのです。

販売状況を教えてくれない

家を売る事が決まって不動産業者に仲介を依頼すると、売主と仲介業者とで媒介契約を締結する事になります。

この時に、3種類の媒介契約があるのですが、一般媒介契約以外の専任媒介契約と専属専任媒介契約の場合は売主への販売活動状況の報告義務があります。

しかし、いい加減な仲介業者の場合はその報告すら疎かにします。

これだと不安になっても仕方がないですね!

専任媒介契約や専属専任媒介契約で仲介業者と媒介契約を締結しているにも関わらず、販売活動の状況報告がない場合は躊躇なく仲介業者を変更しましょう。

ちなみに専任媒介契約の場合は「2週間に1回の報告義務」、専属専任媒介契約の場合は「1週間に1回の報告義務」がありますので、今一度媒介契約の種類を確認してみてはいかがでしょうか。

参考:家を売る時の媒介契約とは

質問しても的確な回答が返ってこない

仲介業者の営業マンに相談しても的確な回答が返ってこない・・・

こんな場合は、新人の営業マンか不動産の知識が全くない営業マンなのでちゅいが必要です。

このような営業マンの言う事を鵜呑みにしていると後悔する事になってしまいます。

家を売る事を依頼して販売活動をしているのは仲介業者ですが、最終的に売るか売らないかの判断をするのはあなたなので、まかせっきりにするのは良くないでしょう。

もし、何か質問してもまともな回答が得られない場合や、的確な回答がない場合は担当を変えてもらうか、その仲介業者とは契約解除をして新しい業者を探した方が良いでしょう。

執拗に買取をすすめてくる

不動産業者に仲介による自宅の売却を依頼しているにも関わらず、執拗に買取をすすめてくる業者は要注意です。

言葉巧みにあなたの家を相場以下で買取しようとしている可能性が高いので、任せっきりにしないでしっかりと自分でも相場を確認した方が良いでしょう。

また、自分の希望の売値がある場合は、妥協せずに最低3ヶ月は粘って販売活動をしてもらいましょう。

それが無理なら仲介業者を変更した方が良いでしょう。

執拗に値下げをすすめてくる

家はなかなか売れないものです!

家を売りだしてから3ヶ月で売れたら、ハッキリ言って早い方なのです。

しかし、3ヶ月も経っていないのに執拗に値下げをすすめてくる仲介業者は本当にあなたの為を思っていない確率が高いので注意が必要です。

仲介業者は成功報酬になりますので、どんどん家を売って成約件数を増やしていかないと、担当営業マンの給与に大きく関わってくるのです。

ですから、少しでも早く値下げをして、少しでも早く捌いていかないといけないのです。

担当が執拗に値下げをすすめてくる場合は、仲介業者を変更した方が良い場合もあります。

例えば、相場からかけ離れて高い価格での売り出しの場合で値下げをすすめてくる場合は良くある話ですが、相場で売り出しているにも関わらず値下げをすすめてくる場合は業者の変更をおすすめします。

 以上のような場合で、あなたがもし不満に感じているのでしたら、躊躇なく仲介業者を変更した方が良いでしょう。家を売る時は最も好条件で売ると言う権利はあなたにあるのです。家を売る価格は仲介業者が決めるのではなく、売主であるあなたが決めればいいのです。ですから、値下げの話や低価格での買取りを執拗に迫ってきた場合は仲介業者を変更しましょう。また、不動産取引は高額な為、売主であるあなたが神経質になるのと同じで買主も神経質になっています。ですから、担当してくれる業者や営業マンが頼りない場合も業者変更する事をおすすめします。

仲介業者を変更したら家が売れるのではなく、しっかりと売ってくれる業者を選ぶことが重要!

上記のような理由で仲介業者を変更する場合は、次こそはしっかりと業者を見極める必要があります。

業者を変更する事で家が簡単に売れる事はありません・・・

そうではなく、業者を変更するからには、しっかりとあなたの家を売ってくれる業者を見付けないといけないのです!

その為にも複数の不動産業者を徹底的に比較する必要があるのです。

なるべく多くの不動産業者を比較する事で、いろいろな業者の対応を見る事ができますので自分たちにぴったりな業者が見つかりやすくなるのです。

しかし、1社1社周って査定をしてもらう訳にもいきませんよね!

そんな時に便利なのが、不動産一括査定サイトなのです。

全て無料で利用できますし、複数の仲介業者を比較するのには最適な方法なのです。

あくまでも仲介業者を変更する事が目的なのではなく、家を売る事が目的になりますので、いろいろな業者を比較して一番好条件で販売力のある仲介業者を見つけましょう。

一度失敗した人ほど二度と失敗はしたくないと思いますので、業者選びは慎重に行いましょう。

それから、不動産一括査定サイトには、不動産業者が提携登録する時に厳しい審査がありますので、悪徳不動産業者は1社も存在しないと言うのも不動産一括査定サイトをおすすめできる理由になります。

よく利用されているおすすめの不動産一括査定サイト

HOME4U


家を売るならHOME4Uが安心です!HOME4Uは2001年11月からNTTグループが運営しているサイトで、「プライバシーマーク取得」の信頼できる不動産一括査定サービスになります。提携会社数は他社と比較すると少ないですが、実績豊富な安心できる業者を厳選して提携していますので安心感はダントツの1位になります。家の売却で失敗したくない、信頼できる業者に売却依頼したいと言う方は、HOME4Uがおすすめになります。

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